K A R A K U R I      M O N U M E N T
K A R A K U R I      M O N U M E N T
▲Japanese Tower "TSUKI"
日本の光と、風と、水をあらわし、悠久の時のながれを伝えるこの塔は、月の形で象徴された過去から未来への渡し舟。天空に舞う童子達が、希望、優しさ、凛々しさを、そして、北を指す大地の矢が前進する勇気を示します。

歴史、伝統、文化は、自然と共に生きることで培われ、自然の叡智を学ぶことで、豊かな明日ヘの夢をはぐくみます。
  
塔全体の形は三日月を基本に、愛知の英頭文字の「A」を表し、自然と人間との共生をテーマに、ステンレスと黒大理石を組み合わせた高さ10メートルの塔です

自然の象徴として風神・雷神像、小窓には、人間の営みを表す3体の童子たち。歯車を回し、踊りながら面をかぶる「からくり」があり、風神も口から風を吹くような仕草で左右に動きます。



▲ 風神像
毎正時、雅楽師/東儀秀樹氏の作曲・演奏による、オリジナル曲に合わせ、5分30秒の"演技"を披露します。

また本モニュメントは万博終了後も、公園施設として唯一、残ることが決定しています。大阪万博「太陽の塔」と同じく、いつまでも多くの方に愛されることを願って、製作しました。
▲ 雷神像
●デザイン主旨
・三日月の上半分を基本にデザインされ、こいの池水面に映ることで三日月となって見える。月は人間にとって、満潮時に生命の誕生など「命の神秘」を現す。

・全体の形は、愛知県の英頭文字の「A」とし、正倉院御物の古楽器"箜篌"(くご)日本古来の刀剣のフォルムにも似通う。

・風神・雷神の童子像は自然への畏怖、歯車は文化、文明の道標を現す。

・外部彫像『天上の神』と内部人形『地上の人間』の融合をイメージさせることで幻想的な世界を創出。

・作者の作品テーマである「和洋共生」を基本とし、幾何学的金属オブジェで「未来」を、風神、雷神、人形で「伝統」を表現し、さらにそれらの「共生」を演出。博覧会テーマ「自然の叡智」を未来へ託すことをイメージさせる。
▲ 面かぶり童子
長久手会場 日本広場
からくりモニュメント 演技時刻 (2005年9月)
09:30 10:00 10:30 11:00 11:30 12:00 12:30 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 18:00 18:30 19:00 19:30 19:50 20:40 21:00 21:30 好評なため1日25回の演技回数に増えました
日本の塔「月」は永久設置モニュメントとして、愛・地球博の賑わいを今に伝えています
日本の塔「月」は愛・地球博閉幕後も長久手会場日本ゾーンに永久設置モニュメントとして保存、2007年3月25日の第2期オープンより再稼動しています。

会場跡地である「愛地球博記念公園・モリコロパーク」へ訪れる人々を、当時と同じ場所、姿で出迎え、変わらぬ演技を披露しています。
動作時刻 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 (2007年7月現在)